高野山ハイキングコース(町石道) 世にも奇妙な不思議体験

2019年12月5日不思議体験・超常現象一人旅, 高野山

高野山町石道コース。ある地点を境に 不思議な出来事が・・・

この話は、私が高野山の町石道のハイキングコースを南海九度山駅から大門まで(約21km)登った際に起きた実際の出来事です。

町石道コースは過去2度登り、その2回ともにある地点を境に不思議な体験をしました。

1回目(私1人で体験)はちょっと怖く、2回目(私と知人2人で体験)は信じらない出来事が起こったというお話をさせていただきます。

信じるか信じないかは、あなた次第です!

普通に高野山の町石道コースを楽しみたい方は、下記サイト(当ブログと同じ管理人)にて実際の道のりの詳細を紹介していますので参照ください。

【1回目】2013年8月 高野山 町石道コース(九度山駅~大門) 体験者:私1人

この日は、平日だったせいもあるかと思いますが、山道に入ってから「矢立(九度山駅から15kmほど)」までは、誰ともすれ違うことがありませんでした。

まず、問題の場所ですが「矢立」に辿り着くまでの途中に「六本杉(九度山駅から6kmほど)」という箇所で(看板あり)、道が二手に分かれる所があります。

左へ行けば、平坦な道で「二ツ鳥居」まで近道になり、右に行けば元のコースに合流するのに遠回りの上、丹生都比売神社から上り坂になるので少々きついコースとなります。

この時は初めてということもあり、左側の近道を行くことにしました。

町石道コース

しばらく歩いていると(「六本杉」から「二ツ鳥居」までのちょうど中間地点ぐらいだと思うのですが)、急に寒くなってきました。

真夏なのにやっぱり山の中はかなり涼しいんだなぁ(というよりほんとに寒かった)、と思いつつ歩き続けていると、突然少し後ろの方から「おい!」という男の声(おじさん?)がしました。

「えっ!?」結構自分もハイペースで進んできたのに、後ろからもう追いついてくる人がいるのかぁ?と思ってしばらく立ち止まって待っていたのですが、誰も現れず・・・。

あれ?気のせいか・・・と思って気にせずに再び歩きはじめたのですが、ちょっと進むとまた「おいっ!」。
さっきよりちょっとイラだった感じで、しかもさっきより近い。振り向くと誰もいない・・・。

その瞬間、尋常ではない鳥肌が立ち、「なんかやばい!」と感じてとっさに猛ダッシュでこの場を離れました。

無我夢中で走り、なんとか何事もなく「二ツ鳥居」の手前にある休憩所に辿り着きました。
別サイトにも記載していますが、この休憩所内にスズメバチの巣があり、威嚇する音で気が付き、休憩する間もなく、また逃げ出しました。(笑)

しかし、あの声の主は何者だったのか・・・。

二ツ鳥居

【2回目】2015年4月 高野山 町石道コース(九度山駅~大門) 体験者:私と知人の2人

この時、知人に私から誘ったのですが、誘う際には1回目にあった出来事は言いませんでした。
が、現地出発時にこの出来事を教えてあげました。(知人怒)

この日は、日曜日で山林に入ってしばらくは、そこそこ人がいて、何組か抜いて最後に女性の2人組みを抜いてから、例の「六本杉」に至るまでは誰も人に会わなくなりました。

さて問題の「六本杉」の看板の所に着いたところで知人に左に行くか、右に行くか選んでもらいました。
左は怖い体験をした方だということを念押して言ったのですが、知人は右の遠回りできついコースは嫌だということで左の平坦な道を行くこととなりました。

進みだしてからしばらくして、知人が何気に「なんかいきなり鳥の鳴き声がせんようになったなぁ」とつぶやきました。その時は特に気にもしなかったのですが、あとあと考えてみると、この道中ずっと鳥の鳴き声が聞こえていたのに突然なにも聞こえなくなっていて不自然であるとは思いました。

さらにそのまま進み続け、知人が「声がした所ってまだ?」て聞いてきたので、「うーんそろそろだと思うけど・・・もうすぐのはず」、と答えたものの、こんなに人一人分しか歩けない狭い道じゃなかったなぁと思いつつ、とにかく歩き続けました。

そう、声がした場所は道幅が広めで人3人以上横並びでも通れるぐらいだった記憶があったのですが、中々その道が現れないのです。

おかしいなぁ、こんな足場の悪い道なんかなかったのになぁと思いつつ進み続けると、なんと突然普通の公道(アスファルトの道)に出てしまったのです。

はっきりいってパニックです。わけがわからない・・・。

間違いなく「六本杉」で左側を選び、道なりに進むだけなので間違えようがないにも関わらず。
※以前一人で来ているのでわかるのですが、途中で分かれるような道はなく、迷いようがないのです。

ここはどこだと地図を片手にうろうろするも結局、いったん出てきた道を戻ってみようということになり、戻ろうとしたところ、前から家族づれが降りてきたので、「六本杉」のところで左、右のどちら側から来たのか聞いてみました。

答えは「右」。

そんなばかな!? 

ということは我々は左のコースを進んだにも関わらず、いつのまにか右コースを進んでいたということになる。

※下記解説MAPの画像を参照ください。
解説MAPの青●地点に突然出る。

解説MAP

知人もポカーンとしてました。結局、その家族づれにも促され、遠回りのコースで「二ツ鳥居」のあるコースへ合流することにしました。

その後なんとか通常のコースに合流するとすぐに「六本杉」に辿り着く前に追い抜いたはずの女性二人組を再び追い抜くことに・・・。

念のためにこの2人組みにも「六本杉」の左、右のどちら側を選んだか聞いてみました。

当然答えは「左」でした。

 

いったいこの体験はなんだったのでしょうか?

なにか目に見えない強力な力で通常のコースから弾き飛ばされたような気がしてなりませんでした。

高野山一帯は全国にも数ある天狗伝説のひとつにあげらているようですが、天狗さんのしわざでしょうか?

長文になりましたが、以上が私が体験した不思議なエピソードですが、いかがだったでしょうか?

もし今後このコースを行かれる方は、今回の私の体験は、私たちだけが偶然体験したことだと思いますので、お気になさらずにぜひ自然や歴史を感じながら楽しんでください!

高野山