新型コロナウイルスの感染拡大の影響は? 保有銘柄 フィード・ワン 第4回進捗報告
勉強用保有銘柄[2060]フィード・ワン株式会社の、現時点の状況を報告します。
2020年4月20日時点 フィード・ワン株価・評価損益額
保有数量 | 平均取得価額 2019/12/19約定 |
時価 | 評価損益額 |
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100 | 182 | 157(前月127) | -2,500 |
■PER:6.59 ■PBR:0.85
前月 ■PER:6.13 ■PBR:0.79
3月下旬に反発後は比較的安定
先月の3月20日の報告時に最安値を更新した後は、日経平均の反発とともに、フィード・ワンの株価も急反発しました。
しかし、3/30に東京オリンピック・パラリンピックの延期(2021年7月23日~8月8日)が決まり、それを受けてか日経平均とともに一旦下落に転じました。
まぁほぼこうなることは予想されていたかと思いますが、オリンピック特需を期待していた方は、さぞ落胆されたことでしょう。
また、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、すでに7都府県を対象にしていた緊急事態宣言を4/16には全国に拡大しました。
この影響を大きく受けると思っていましたが、感染拡大が抑制されると見越したのか、大きく下げることはありませんでした。
この日の終値は164円で値をかなり戻しましたが、ここ1週間は大きな変化はなく、少し上げたり下げたりの状態です。
しかし、世界的な感染者数の推移を見てもまだまだ下がる気配は見られず、先が見えない状況に変わりはありません。
今の状況を鑑みると、今以上に大きく下降していくことはないかもしれませんが、長期スパンでしばらくは底値圏で上げ下げを繰り返すといった感じになるのではないでしょうか。
将来的に上昇気流に乗った時のことを考えると、そろそろ今の内に買い増しをしておいた方が良いかと思っているところです。
【フィード・ワン日足チャート】
【日経225日足チャート】
ローソク足の動きは、日経平均のチャートとほぼ同じような感じです。
次回は、コロナウイルスの感染が減少するとともに、もっと値が回復していることを願うばかりです。
コンセンサスは売上微増増益と予想
今期経常利益に関する4/20現在のアナリスト予想の平均値は20.9%増益の5,400百万円で、会社予想5,300百万円に対し若干強気の予想です。
同業種内で比較したフィード・ワンの増益率の水準は、平均を11.7%上回っています。
コンセンサス | 業種平均 | |
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増益率 | 20.9%(前回16.4%) | 9.2%(前回11.9%) |
成長率 | 0.6%(前回3.3%) | 1.9%(前回2.3%) |
収益率 | 2.5%(前回2.4%) | 6.8%(前回7.0%) |
予想PER(倍) | 8.2%(前回8.0%) | 18.5%(前回16.8%) |
※コンセンサス:証券会社などのアナリストが予想した企業の業績予想
2020/3/21~2020/4/20の適時開示・関連ニュース等
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- 2020/4/17 緊急事態宣言が全国的になるも日経平均は急反発
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トランプ米大統領が新型コロナウイルスの感染拡大で制限していた経済活動を、感染が少ない地域から再開することを認める指針を発表し、米経済の回復期待から、時間外取引で米株価指数先物が大幅上昇。 また、国内での緊急事態宣言が全国的になったことを受け、感染拡大に歯止めがかかるのではないかという歓迎すべき材料も合わさったことで急反発を導く結果に。
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- 2020/4/14 株式新聞の先読み作戦指令室に注目株として紹介される
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楽天証券内の個別銘柄のニュースとして、株式新聞の「先読み作戦指令室」と題する情報の中で現在の状況とともにフィード・ワンが紹介される。
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- 2020/3/25 米国株式市場が史上最大の上げ幅
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米国株式市場は、米議会で新型コロナウイルス対策法案の可決が近いと伝わったことで、その期待感からNYダウが史上最大の上げ幅になった。ダウ工業株30種は2112ドル(11.4%)と過去最大の上げ幅を記録し、1日としての上昇率は1933年以来の大きさとなった。これを受けて、日経平均も終値ベースで歴代5番目の上げ幅となった。
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- 2020/3/23 日銀が過去最大となるETFを買い入れたと発表
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日銀は19日、1日の購入額としては17日の1216億円を上回って過去最大となる総額2016億円のETF(上場投資信託)を買い入れたと発表。
会社四季報 前号比較
コメントと営業利益予想
2020年2集春号、2020年1集春号、2019年4集秋号の「業績予想記事/材料記事」のコメントと「営業利益予想の前号比修正記号」を紹介します。
※該当箇所は下記画像の部分になります。
2020年2集春号
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- 【微増益】
- 畜産飼料は価格安定基金負担減。水産用は値上げ効く。だが食品が原料高で下振れ。前号比で営業増益幅やや縮小。21年3月期は原料高一服で食品採算良化。水産飼料は営業強化で伸長続く。だが畜産飼料新工場稼働で償却費増。営業微増益。
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- 【寄り添う】
- 酪農家向け飼養管理のコンサルサービスで乳牛用飼料のシェア拡大。北九州畜産工場7月稼働。年産能力40万t。
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- 【前号比修正記号】
- →前号並み(会社比弱気)
2020年1集春号
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- 【伸長】
- 柱の畜産飼料は競争激化で前半停滞も、安定化基金負担軽い後半巻き返す。水産飼料は値上げ浸透と新工場稼働高まり復調。食品は子会社統合効果発現。相場回復も追い風。固定資産譲渡特益ない。21年3月期は水産飼料、食品が牽引し増益続く。
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- 【新工場】
- 北九州畜産工場が20年4月に竣工。年産能力40万tで牛、豚、鶏用飼料を製造。既存工場は加熱加工設備の導入加速。
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- 【前号比修正記号】
- →前号並み
2019年4集秋号
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- 【堅調】
- 柱の畜産飼料は原料高一服で後半にかけて粗利率改善。水産飼料は北九州工場フル稼働で販売数量11%増前提。2月実施の値上げも効く。食品は子会社統合、農場会社再編効果と畜産物相場回復持ち直す。営業益続伸。固定資産譲渡特益剥落。
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- 【増強】
- 国内3工場で加熱加工製品の生産能力を約2割増強。消化、吸収率高めた飼料で差別化。水産飼料は製品数3割削減。
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- 【前号比修正記号】
- →前号並み