ナンピン買い成功! 保有銘柄 フィード・ワン 第5回進捗報告
勉強用保有銘柄[2060]フィード・ワン株式会社の、現時点の状況を報告します。
2020年5月20日時点 フィード・ワン株価・評価損益額
保有数量 | 平均取得価額 | 時価 | 評価損益額 |
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200 | 182【2019/12/19約定(100株)】 155【2020/4/21約定(100株)】 平均値168.5 |
185(前月157) | +3,300 |
■PER:9.47 ■PBR:0.95
前月 ■PER:6.59 ■PBR:0.85
ナンピン買いに成功!
先月の進捗報告の翌日に買い増しをしました。
コロナウィルスによる感染状況も佳境であることも考慮しましたが、月足チャートを見ても今が底値圏である、と判断したからです。
日足チャートでは多少の上げ下げを繰り返すとは思いましたが、4/20に前日よりさらに値を下げたこともあり、翌日の4/21にナンピン買いすることにしました。
今回はたまたま、買いのタイミングが良く、その後は上昇トレンドに転じました。
また、フィード・ワンのチャートは、上げ下げの波が比較的パターン化しており、読みやすいというのもあるかと思います。
前回の報告時の評価損益額が-2,500円で、前々回が-5,500円。損失額が少し戻ったところでのナンピン買いです。
少しでも買い平均コストを下げるために実行しましたが、今のところは成功と言えるのではないでしょうか。
ちなみに、もし買い増しをしなかったなら、現在の時価で計算すると評価損益額は+300でした。
しかしナンピン買いで3,000もプラスになっています。
ただ、ナンピン買いは失敗するとドツボにはまりそうなので、今後も細心の注意を払って行いたいと思います。
元々、業績を見て判断して購入を決めた銘柄ですので、今回コロナウィルスというイレギュラーによって落ち込んだ株価は、当初の推測通りにいずれもっと上がってくると思っていますが、フィード・ワンは、為替相場はもとより、米中貿易摩擦や災害の影響を受けやすいので、決して楽観視はできません。
ひとまず現状は週足と月足チャートを見る限りでは、しばらくは上昇トレンドから保ち合いの気配を感じますが、日足チャートでは5/12に3月期決算短信の発表後、若干下降ぎみです。
そこで私は今、さらに買い増しを考えており(理由は後述しています)、買うなら今買っておいた方が良さそうな気がしています。
【フィード・ワン日足チャート】
【フィード・ワン週足チャート】
【フィード・ワン月足チャート】
2020年3月期決算短信(連結)
今回の決算内容については、まだコロナウィルスの影響はそれほど受けていないようでした。
飼料事業においては、主原料のとうもろこしは期初に米国中西部の長雨による作付遅れから価格が上昇したものの、単収予想の上方修正により反落し、その後は総じて小幅な値動きで推移。大豆粕については、特に米中貿易摩擦による影響を懸念していましたが、米中間の貿易合意発表等の影響から一時的に値上げ傾向となるものの、期を通じて軟調な値動きとなり、売上、営業利益ともに前年比を上回りました。
食品事業においては、CSF(豚熱)の影響による仕入価格の上昇等により、営業利益が前年比を下回りました。
今後の見通しとして、コロナウイルスの感染拡大による景気の後退懸念に加えて前回同様にCSF(豚熱)や鳥インフルエンザ等の疾病の発生、原料相場、為替相場の変動、また、米国を発端とする貿易問題のもたらす影響などにより、先行き不透明な状況であることに変わりはない。
かと言って、北九州畜産工場の新設に伴う長期借入金の増加等により当期純利益が前年比を割ったことを除いては、全体的に数字は伸びていましたので、今後も期待しています。
株式併合の発表により、買い増しを検討!
さて、先ほども触れましたが、またさらに買い増しを検討しています。
というのも決算発表とともに株式併合の報告があったからです。
その目的は、現在フィード・ワンの事業規模からして株式数が多く(197,385,640株<2020年3/31現在>)、東京証券取引所の有価証券上場規程において望ましいとされる投資単位の5万円以上50万円未満の範囲を大きく下回っており、さらに1円当たりの株価変動率も相対的に大きく、投機的対象として大きな株価の変動を招きやすい状態であるため、ということです。
併合内容は、「普通株式において、2020年10/1をもって、2020年9/30の最終の株主名簿に記載された株主の所有株式数5株につき1株の割合で併合する。」とのことです。
私の現在の保有株数は200株のため、併合されると40株になってしまいます。
単元株数は100株のままなので、このまま保有し続けるためには、あと60株必要となります。
併合後に買い直すこともできますが、株価が下がっていればいいですが、おそらく上がっていると私は思っていますので、近々買い増しをしようと考えています。
そのためにはまず、併合前の株数にすると300株必要となります。
併合前に総保有数を500株にしておけば、併合後は100株になりますので、なんとかそのまま保有し続けれます。
そこで、いつ買うか、ということになると今しかないと思っています。
一時はコロナの影響もあり、一旦は底値圏に達しましたが、長期的にみると少しずつ上昇傾向にあり、短期では今、小さな上昇、下降を繰り返す中での保ち合い。
コロナウィルスの感染拡大が収束に向かうにつれて上がってくると思われますので、あまりのんびりと待っているわけにもいきませんので、そろそろ仕掛け時です。
そこでトレンドや売り買いのタイミングをはかるために、私が最近よく参考にしている主なテクニカル指標は、移動平均線や出来高以外ではボリンジャーバンド、MACD、平均足、モメンタム、RSIです。
いずれもまだしっかりとは理解できていないので、各指標について詳しい説明は割愛させてもらいますが、次に買い増しする際には、特にRSIを注視したいと思います。
RSIはとりわけ短期から中期的な取引において、特に保ち合いや穏やかなトレンド相場に有用で、「買われ過ぎ」、「売られ過ぎ」を数値で把握できるというものです。
一般的に数値による判断として、70%~80%を超えると買われ過ぎ、20%~30%を割り込むと売られ過ぎと判断されるようです。
そこで、下のチャート(5/22現在のもの)を見ると、RSIでは10日間ほど80%ラインを越えており、買われすぎの中で、ローソク足を見ても分かるように、徐々に下降トレンドになっています。
さらに5/21から一気に50%ぐらいまでに落ちています。
このまま30%ラインを割り込むかどうかはわかりませんが、長期スパンで見ても、私はそろそろ買い時と考えていますので、様子を見ながら思い切って買い増ししたいと思います。
【フィード・ワン RSI(テクニカル指標)】
コンセンサスは今期減益予想で弱気
今期経常利益に関する5/20現在のアナリスト予想の平均値は5.9%減益の5,400百万円で、会社予想5,800百万円に対し弱気の予想です。
同業種内で比較したフィード・ワンの増益率の水準は、平均を10.6%下回っています。
コンセンサス | 業種平均 | |
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増益率 | -5.9%(前回20.9%) | 4.7%(前回9.2%) |
成長率 | 2.3%(前回0.6%) | -0.3%(前回1.9%) |
収益率 | 2.5%(前回2.5%) | 6.8%(前回6.8%) |
予想PER(倍) | 9.9%(前回8.2%) | 19.2%(前回18.5%) |
※コンセンサス:証券会社などのアナリストが予想した企業の業績予想
2020/4/21~2020/5/20の適時開示・関連ニュース等
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- 2020/5/18 剰余金の配当(増配)に関するお知らせ
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フィードワンのお知らせにて、取締役会において、2020年3月31日を基準日とする剰余金の配当を行うことを決議される。
1株当たり配当金:5円00銭
配当金総額 : 986百万円
効力発生日: 2020年6月5日
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- 2020/5/12 2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
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フィード・ワン株式会社 2020年3月期 決算発表。
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- 2020/5/12 2020年3月期 配当予想の修正に関するお知らせ
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2019年5月10日に公表された配当予想を4.5円から5円に修正。
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- 2020/5/12 株式併合及び定款の一部変更に関するお知らせ
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現状の株価水準が、東京証券取引所の有価証券上場規程において望ましいとされる投資単位の5万円以上50万円未満の範囲を大きく下回っており、1円当たりの株価変動率も相対的に大きく、投機的対象として大きな株価の変動を招きやすい状態となっているため、5株を1株に併合する株式併合を実施されることとなった。
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- 2020/4/28 人事異動に関するお知らせ
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フィードワンのお知らせにて、事業部長及び部門長の異動あり。
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- 2020/4/21 米取引時間の原油先物は暴落
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米WTI原油先物の期近5月物が史上初めてマイナス圏に陥り、需要急減を受け米オクラホマ州クッシングの原油受け渡し場所の貯蔵施設が間もなく満杯になると予想される中、買い手がほぼ完全にいなくなった。
これに伴い、楽天証券での原油先物チャート表示に一部不具合が発生。
会社四季報 前号比較
コメントと営業利益予想
2020年2集春号、2020年1集春号、2019年4集秋号の「業績予想記事/材料記事」のコメントと「営業利益予想の前号比修正記号」を紹介します。
2020年3集夏号は6/26発売予定です。
※該当箇所は下記画像の部分になります。
2020年2集春号
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- 【微増益】
- 畜産飼料は価格安定基金負担減。水産用は値上げ効く。だが食品が原料高で下振れ。前号比で営業増益幅やや縮小。21年3月期は原料高一服で食品採算良化。水産飼料は営業強化で伸長続く。だが畜産飼料新工場稼働で償却費増。営業微増益。
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- 【寄り添う】
- 酪農家向け飼養管理のコンサルサービスで乳牛用飼料のシェア拡大。北九州畜産工場7月稼働。年産能力40万t。
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- 【前号比修正記号】
- →前号並み(会社比弱気)
2020年1集春号
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- 【伸長】
- 柱の畜産飼料は競争激化で前半停滞も、安定化基金負担軽い後半巻き返す。水産飼料は値上げ浸透と新工場稼働高まり復調。食品は子会社統合効果発現。相場回復も追い風。固定資産譲渡特益ない。21年3月期は水産飼料、食品が牽引し増益続く。
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- 【新工場】
- 北九州畜産工場が20年4月に竣工。年産能力40万tで牛、豚、鶏用飼料を製造。既存工場は加熱加工設備の導入加速。
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- 【前号比修正記号】
- →前号並み
2019年4集秋号
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- 【堅調】
- 柱の畜産飼料は原料高一服で後半にかけて粗利率改善。水産飼料は北九州工場フル稼働で販売数量11%増前提。2月実施の値上げも効く。食品は子会社統合、農場会社再編効果と畜産物相場回復持ち直す。営業益続伸。固定資産譲渡特益剥落。
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- 【増強】
- 国内3工場で加熱加工製品の生産能力を約2割増強。消化、吸収率高めた飼料で差別化。水産飼料は製品数3割削減。
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- 【前号比修正記号】
- →前号並み