30代から異職種へ転職するための覚悟

2019年12月17日実務未経験・30代からの転職への道WEBデザイナー, 転職

中々決心できずに迷っている方へ

きっかけは何でもOK。理由が大事!

まず実務未経験の異職種への転職したいと思った理由が下記の場合。

どうしてもやりたい仕事(職種)がようやく見つかった!

一番の理由がこれであれば、30代であっても迷わずチャレンジする理由としては十分です。

20代、30代・・・と、いつになっても"自分のやりたいこと、向いている仕事が何なのかわからない"、といった方がほとんどではないでしょうか。
そんな中でようやくやりたいことが見つかったなら、それを我慢するなんて勿体なさすぎます。

上記の理由以外にただ単に「今の仕事がつまない」、「自分と今の会社が合わない」、「人間関係がうまくいっていない」等の理由だけで異職種へのチャレンジは中途半端に失敗する可能性が高いかもしれません。
むしろ後悔するかもしれません。

ただ、これらの理由が今の会社を退職したい理由だとしても、この退職を"きっかけ"に本気でやりたい職種を見つけたのであれば、実務未経験であってもぜひチャレンジしてほしいです。

私の場合、周りからは営業が向いている、とよく言われましたが、自分の中では「何か違うんだよなぁ。」という思いも常にありました。
そんな中、自分は家具業界に10年近く携わっていましたが、将来の不安を感じ始めたため、転職を考えました。
これらをきっかけに手に職をつける仕事につきたいと思ったのです。

そこで、本屋で色々と調べていくとWEBデザイナーという職が目に留まりました。
(当時はまだネット回線がADSL、ISDNが主流の時代でしたが、私はパソコンさえも持っておらず、ネット検索ができませんでした。)
元々モノづくりが好きだったこともあり、「ホームページの作り方について」の本をちらっと立ち読みしただけで、「もうこれしかない!」と決断しました。

その時すでに34歳で、異業界、異職種への転職なんて無謀だとは思いましたが、どうしても後悔だけはしたくなかったので、迷いなく決断しました。

※自分の場合は独身だったため、家族への相談は不要でしたが、既婚者の方は、絶対に決断する前に相談し、事前に理解を得るようにしてください。

Let's Challenge!

30代で異職種へ転職する場合の覚悟とは

少し古いですが、先に下記のデータをご覧ください。
doda(デューダ)による、実際に異業種、異職種へ転職された割合(2013年1月~2013年12月)です。

年代別 異業種・異職種転職の割合

このデータを見ると、30代から異職種へ転職した人は、おおよそ10人に3人となります。
さすがに決して多くはありません。

しかし、エン・ジャパンによる下記のアンケート結果(2017年10月2日~2017年10月31日)では、転職を機に30代の81%が未経験の職種にチャレンジしてみたいと答えています。

転職を機に、未経験の職種にチャレンジしてみたいと思いますか?

先ほどのdoda(デューダ)とのデータと大きなギャップが発生しています。

そう、ほとんどの人が願望があるにもかかわらず、現実的に希望が叶っていないのです。
実際にチャレンジしたくてもできない人や、チャレンジしたがあきらめた、もしくは希望職種に就けなかった人がいかに多いかが読み取れます。

これだけで判断すると、異職種への転職を迷っている方は、「やっぱり自分もやめておこう」と消極的になるかもしれません。

ただ成功する可能性はゼロではないのです。

せっかく本気でやりたいと思った職種が見つかったのに、データや周りの意見に流されて願望だけで終わりにするのは非常に残念です。

先日(2019年11月21日現在)、かつてNPBの阪神、日本ハム、MLBのメッツ、ジャイアンツでプロ野球選手として活躍した新庄剛志氏(47歳)が、来年の「12球団トライアウト」を受けることを発表しました。
なんと47歳にして、また本気でプロ野球選手をめざそうというのです。
私もあらためて、新庄氏のチャレンジ精神を見習いたいと思いました。

年齢が30代以上でも、まだまだ全く遅くはありません。
もちろん家庭の事情など生活環境によって現実的に無理な方は仕方ないとして、転職が可能な環境なら、もう一度前向きに考え直してみてはいかがでしょうか。


もちろん本気の気持ちでチャレンジしたとしても成功するかしないかは、本人の努力以外にも素質(才能)や運など様々な要素に左右されます。

そういった不安がある中で必要になってくるのが「覚悟」です。

後悔しないためにも、転職を決意する上で、下記の覚悟があるかもう一度確認してみてください
(30代で同職種へ転職する場合の心構えも共通事項として含まれています)

最終決断するための確認事項

  • 今の会社で築き上げてきた地位を捨てても問題ない。
  • 転職することで収入が激減しても構わない。
  • 会社を退職後に1年ぐらいは無収入でも大丈夫。
  • 新たなスキルを身に付けるための努力は惜しまない。
  • 転職先では余計なプライドは捨て、ゼロから実績や人間関係を築く心構えがある。
  • 転職先で年下の上司やスタッフばかりでも抵抗なく、謙虚に振る舞える。
  • 最悪なケース(何年も希望職種での転職先が決まらない)も受け入れられる。
  • 総じて苦労することは重々承知している。

上記項目すべてを受け入れられる方は、一度「すべてを投げ出す覚悟がある」ということなので、例え失敗しても後悔することはないでしょう。

迷いは不要ですので、どんどん前向きに準備を進めていきましょう!

逆に上記項目の内、いくつか当てはまらない項目がある方は、まだ心が揺れている状態です。
まだ何か守りたいものがあるため、なかなか先に進めないのです。

一旦気持ちを切り替えて、まずは現職で継続できる方法を考えてみるか、同職種への転職活動をしてみてください。
それでも異職種にチャレンジしたいという気持ちが離れないなら、もうその思いは本気のはずです。
迷わずに覚悟を決めて新しい道へ突き進みましょう!

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