30代からの転職先で失敗しないための秘訣

2019年11月28日実務未経験・30代からの転職への道WEBデザイナー, 転職

せっかく決まった転職先 長く在職するためには最初が肝心!「自分の居場所がない、居づらい・・・」そうならないための秘訣。

誰しも再就職が叶った会社で、できれば長く勤めたいと思っているはずではないでしょうか。

それでも様々な理由によって退職せざるを得ない状況になることもあるかと思います。

ここでは主に、"会社、スタッフから良い印象、評価を受けずに自分の居場所がない、居づらい"と感じて辞める、といったことにならないようにするためのお話をさせていただきます。

01.最初の仕事の出来不出来によって大きな影響が!?

まず、採用した側からすると最初に与えた仕事で、実際どの程度のレベルなのかを見ます。

採用基準通りのレベルなのか、期待以上のレベルなのか、はたまた残念なレベルなのか・・・。

特に中途採用の場合は、ほとんどが即戦力を求めていますので、その結果によってあなたの印象が大きく左右されるといってよいでしょう。

もし、基準レベルにも達していない結果であった場合、採用した側はがっかりしますし、まわりのスタッフもそのレベルによってフォローに入らなければならず、かえって足手まといにもなりかねません。

その後のあなたに対する見方や対応にも大きく影響を与えますので、心して取り組む必要があります。

また、実務未経験者を採用した場合は、ある程度は織り込み済みのため、多少は目をつぶれる部分はありますが、基本的な部分すらできていないと大変難儀です。

会社によっては試用期間中に解雇される場合もあるかもしれません。

ただ、解雇された場合は、不当解雇でないかどうかその理由を明確に聞いた上で、自身が納得する内容であれば余計な争いは避けて、すぐに新たな転職先を探した方が賢明でしょう。

そのようなことにならないためにも、面接時にはしっかりと現状のスキルを説明しておくことはもちろんですが、特に最初に与えられた仕事は全力でこなし、期待以上の結果を残せるように取り込むことです。

私の場合、34歳で実務未経験の職種(WEBデザイナー)にチャレンジし、転職を繰り返しましたが、制作の仕事では納期がシビアなのでスケジュールを簡単に遅らせるわけにはいきませんでした。

スケジュールに間に合わないのではないか、と不安に感じた時は自ら残業もいとわず、場合によってはそのまま自宅に持ち帰って作業(会社によってはデータの持ち出しを禁止していることもありますので注意)したこともありましたし、休日に作業をすることもありました。

自分の場合は当時は必死だったため、残業や自宅で作業の続きをすることは苦になりませんでした。

無理にマネをする必要はありませんが、最初の3ヶ月でそれなりの結果を出せば、信頼を得られますので、とにかく前向きな姿勢で取り組み、結果を出すことに全力を注ぐことが大切です。

あと社会人として最も基本的なことですが、遅刻の常習、無断欠勤は厳禁です。
特に入社したての場合は、印象がかなり悪くなります。
電車の遅れや病気など正当な理由があれば、それほど問題ではありませんが、遅刻しそうな時、欠勤せざるを得ない時は事前に必ず連絡を入れておくこと。
事前に連絡を入れても頻繁に遅刻や欠勤が多いと不信に思われますのでご注意を。
遅刻、欠勤はいずれも無いに越したことはありませんが、やむを得ない場合は仕方ないとして日ごろから気を付けるように心掛けましょう。

02.余計なプライドは捨て、謙虚であれ!

30歳を越えてから転職すると、転職先のスタッフほとんどが自分より年下という環境も珍しくありません。
場合によっては、社長が自分と同い年もしくは年下、というケースもあるでしょう。

私はこれら全て同様の環境で仕事をした経験があります。

当然ながら入社したてなので、年上だろうが年下だろうが自分は新人であり、下っ端です。
ましてや実務未経験なら、仕事においてはスタッフ全員大先輩です。

たとえ前職で偉いポジションだったとしても関係ありません。
そこを勘違いせず、謙虚に振る舞うことが大切です。

自分は君らより人生経験が豊富なんだ、といったような言動や雰囲気を出すようなことはできるだけ慎みましょう。

もちろん管理職として採用されたのなら、各スタッフへの接し方や対応の仕方も多少違うでしょうが、基本的に謙虚な姿勢を崩してはいけません。

また会社によっては、新入社員が電話を先に取らなければならないこともあるかと思います。

その他にも面倒な雑務も任されるかもしれません。

そういった場合も、嫌な顔をせずに素直に引き受けましょう。

同業界や同職種からの転職あるある

それは、仕事の引き継ぎや業務の進め方を説明される時などに、「前の会社では〇〇だった・・・」といったように前職でのやり方を主張したり、前職でのやり方が正しい、みたいなことを言ってしまうことです。

私自身も過去に言ったこともありますし、言われたこともありますが、そういったことを入社したての段階で言うべきではありません。
前職での常識は転職先の常識ではないことを肝に銘じておきましょう。

中途採用の場合、仕事において自主的かつ自身の判断で業務を進められる人は歓迎されますが、まだ結果を出していないうちに、新参者が現状のやり方について、とやかく言うのは決して気分がいいものではありませんので、できるだけ控えましょう。

もし、より良い改善点等があれば、あなたの評価がある程度定着し、信頼を得てからの方がいいです。

03.社内の空気を読み、コミュニケーションを第一に

これまで、社内で孤立したり、浮いた存在にならないために注意すべき点を挙げましたが、最後に入社直後すぐには難しいですが、いち早く会社に溶け込めるように努力することをオススメします。

まずは社内の空気を常に意識して感じ取れるようにしておきましょう。

最初は自分の業務で余裕がないかもしれませんが、他のスタッフ同士のやり取り、会話などから、それぞれの立ち位置や発言権の強い人、決定権がある人などをいち早く把握しておきます

そのためにも各スタッフへの「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」は徹底し、世間話でもいいのでマメにコミュニケーションを取ってください
そうすると、おのずと社内で常識となっていることやルールもみえてきます。

もちろん相手のことだけではなく、自分のことも理解してもらう意味でもコミュニケーションは重要視しておきましょう。
飲み会などがある場合は、そういう場が苦手でも積極的に参加していろんな話をしてみてください。その翌日から、より仕事がしやすくなるかと思いますよ。

「ホウレンソウ」の徹底とコミュニケーションを大切に!

04.それでもやっぱり転職先で続けていくのは困難だと思った時は?

それでも人間関係や社内の雰囲気などが、どうしても自分には合わなくて続けていくのがツライと思ったなら、まずはビジネスライクに対応してみてください。

例えもう退職を決意したとしても、もうしばらくそこで実績を積むことだけを目的として割り切ってみてはいかがでしょうか。

せっかく苦労して入社したのだから、あまりにも耐えがたいほどひどくない限り、利用できるところは利用して、次の転職活動のために最低でも1年は我慢して実績を作っておく方が得策です。

転職先で円滑に続けていくためのPOINT
  • スタッフとのコミュニケーションを大切に!
  • 最初の仕事で何としてでも結果を出す!
  • 余計なプライドは捨てて謙虚に!